ぶっちゃけ939

バイクはバカにしか乗れん。


というのは僕の中で局所的ブームを巻き起こしてる漫画『ばくおん!』の台詞なんですけれども、や、別にこの漫画が初出なわけではなく、昔からバイク乗りは言ってたことですけど。何でバイクなんか乗るの?と訊かれたら、もう、バカだからとしか答えようがない。楽しさを言葉で語れないし。乗ると、楽しい、それ以外に乗る理由がない。天候に左右されるのがキツイし、怪我の危険もある。こうなってくるとバカだからバイクに乗るのか、バイクに乗るとバカになるのか、ニワトリが先か卵が先かみたいな話になってくる。まあ実用的にビジネスバイクやスクーター、バイク便のオフ車なんかを駆っている人は除いて。


んで、その当初はけいおん!の二番煎じだと言われまくっていたばくおん!ですが、実際はタイトルくらいしか似てるところはないんですけれども、まあ、とにかくバイクと女子高生の萌え漫画です。お気に入りは、もちろんスズキ党の僕としては鈴乃木凛と言いたい所なんですけれども、僕はスズキ車は色々と尖ってたり斜め上だったりして好きなんですが、カタナは別に…っていうか、申し訳ないんですがダサ……ッゲフンゲフン!カタナ・サイコウ!トウキョウタワー・サイコウ!(スズキ信者への配慮)。


バイク乗りは自分のバイクが出てくるのを心待ちにしてると思うんですけれども、僕のはもう出ました、2巻で。イントルーダーです。神が乗ってました。あー、僕も聖杯が欲しいよー。復刻版ならまだ買えるかなぁ…。などと、バイクを知らない人を置いてけぼりにしまくってる話ですが、マンガ自体の方もバイク知識がなかったらほとんど楽しめないという仕様なのでまあいいや。


こんな風に、予備知識がないと楽しめないものって取っ付きにくいですよね、実は。よくある場合だと、マイナースポーツとかは漫画でも現実のTV中継とかでもたくさん注釈が入る。アイシールド21でアメフト知識を初めて知った人も多いでしょう。テレビで試合を見てても、解説の人がめっちゃ頑張ってる。逆に野球漫画とかだとあまり注釈は入らない、みんな野球を知っているっていう前提で話が進む。アメフトだと「4回攻撃の内にラインを超えるとOK」みたいな基本を解説の人が言うけれども、野球では「バットっていう棒で球を打って拾って投げられる前に1塁に辿り着けばOK」みたいな当たり前の解説は入らない。


でも僕は野球がサッパリで、インフィールドフライとかいうルールなんか3ヶ月前くらいに初めて知りましたからね。しかもたまたま見てて、自分で辿り着いたからね「内野フライって、わざと落としてダブルプレーにしたら良くね?」みたいな。すげぇ!僕ってば天才!とか思ってたら、それは禁止されてますって。ほかにもタッチアップとかいうルールも高校生くらいまで知らなかったし。あとボーク?とかいう単語は、ホントに単語しか知らない。用具かな?この文を書いている目の前の箱で調べれば一瞬でわかると思うんですが、それをやっちゃオシマイなので検索とかしません。あ、用具といえば巨人の星で飛雄馬が引っ張ってるあの重たいのはコンダラって言うんですよね?「重いコンダラ、試練の道を〜♪」(古典芸能です)。


どうやら元からバカだったようだな。