ぶっちゃけ930

何故だか知りませんが2年連続で組合の役員みたいなのに当てられて「なぜ僕が…」と虚空を見つめて呟くREDです。


これが最近流行の呟きってやつかー。っていうか役員は職員内で回してるのでいつかは担当する年が来るし、それはみんな一緒なのですけれども。まあ、数年おきに当たる当番が、たまたま連続しただけで、来年以降は向こう数年は当たらないはずだからいいんですけれども、相変わらず目が死んでるね!と言われるくらいの虚ろさ加減はあります。それはそうと、新婚旅行に行ってきたのですが。以前にも書いたと思うんですけれども、僕は結構な雨男で、仕事でもプライベートでも楽しみにしてたり、晴れてくれなきゃ困るわーっていうときに限って雨が降るんですよ。で、結婚式でもガーデンはやめておこうねって話をしてましたし、絶対に雨が降るから、みたいな。用意周到だったわけですが。


あのー、新婚旅行はオーストラリアのケアンズだったんですけれども。あの、今の時期、ケアンズのあるクイーンズランド州の辺りは乾季なんだそうです。だから雨なんて降るわけがないっていう。実際、5泊6日でしたが、雨どころか、雲さえもひとつない晴天が6日連続で続いていました。小さい川なんか涸れてるのが多かったし。


ただ、それでも、あるいはREDならもしかして…っていう嫁の進言で折りたたみ傘と薄い春用のジャケットを持って行ってたんです。まあ結局は降らなかったんですけれども、行く前は、もしも乾季をも超えて雨が降ったら今の仕事辞めるわ。んで、どっかの部族に神として君臨するわ、って言ってました。未開の部族あたりにはメッチャ需要ある気がする。長老とかが平伏してくれるし、若い娘とかを生贄にくれるかもしれない、雨乞いの儀式的な奴で、さ。天職だわ。崇め奉られて、ゴロゴロして、頼まれたときに雨を降らせればいいんでしょ?


あ、でもたまに晴れるからなー。例えば2泊3日で旅行に行くと1日くらいは晴れてくれるし。そもそも乾季のオーストラリアには勝てなかった。僕の雨男パワーも思ったより大したことがなかったな。そしたら、やっぱり処刑されるんだろうか。予言が外れたときの卑弥呼みたいに追放されるかもしれない。『学研まんが・卑弥呼』の最後のシーンみたいに、海をずっと歩かされる。あー、うん、なーんか、生まれてからこの方、ずっといばらの道を歩かされてるような気がしてたけど、日本人も未開の部族的なところがあるんだなあ。今でも帰りの会で女子が男子を吊し上げにしてたりするのかな?UNESCOから指導が入った可能性も?


そう呟いた僕の瞳は、黄色く濁っていた。