ぶっちゃけ929

結婚式と披露宴をしました。


それはいいんですけれども、あれ、凄いですね。最低限のものがセットのプランが80万円なんですよ。素の結婚式っていうか、そばで言えば『かけそば』、みたいな。素うどん、っていうか、素結婚式。結婚式って何百万円とかバカ高いイメージがあったので「あ、割と良心的じゃん」とか思ってたんですけどね、呑気に。あ、北海道なので会費制です、合理的で素晴らしいと思います。


ところが、まあ、素の式だけで済むわけがないので、ちょっとは+αでものを足す。例えばプロフィールを作ったり、プチギフトがあったり、ウェルカムドリンクがあったりなんですけれども。それがプロフは8万円ですー、それと別に印刷代は1部200円ですー、切ったケーキをそのあとふるまうのは5万円ですー、ブーケの花に1色たすと2万円ですー、キャンドルを液体を注いで色が変わるみたいなやつにすると7万円ですーって、バスは○○円ですー、カメラマンは○○円ですーって凄い足し算方式なんです。へぇ、こうやってアレもやりたいコレもやりたいってなると金がかかるのか、みたいな。


で、僕は学生時代に骨の髄まで染み込んだ貧乏根性で、そんくらい自分でできるんじゃん、みたいな浅はかさで作ったわけですが。例えばプロフなんですけれども、久し振りにPhotoshopを起動するとプログラムが破損してて再インストールし直しになってるし、そのせいで設定もやり直しだしワンボタンで登録してた作業も作り直し。作ることそのものに時間もかかる。で、紙とかインクもたくさんあると意外に値が張るという。縛る紐とかオシャレな穴あけパンチとか。こうしてやってみると、あ、これは5万円かかるわ、って気付くわけですが。材料費だけで1万円くらいいってるので、かかった時間の対価を4万円と考えると、むしろ安いくらいかもしれません。ほかにも色々と自作したんですけれども、マジで、大変だった。


こんな風に、甘く見てたけど実際にやってみると苦労するってことはしばしばあると思うんですけれども。そういえば調査の時も、これくらいの壁なら軽く登れると思って、登り出したあと半分くらいでマジキツイ、これ以上登るの降りるのもツライわーってなる。釣りをしてても、これくらいの藪なら漕いで越えられると思ったら意外に深いしなかなか進めない、かといってもう引き返すにも遠すぎるっていう時がある。あ、プリキュアも子ども向けだと侮っていると、意外に深かったりすることもしばしばあるなあ。


引き返せない所も同じだわ。