ぶっちゃけ890

へんじがない、ただのしかばねのような僕です。


そういえば、少し思うところがあってサケについて調べていたのですけれども、あー、酒じゃなくて鮭の話ですよ。いくら僕がクズだからって、昼間から酒の話なんか、恐れ多くて。この職場に就職してから僕は生まれ変わったのだ、クズの名は返上するのだ。


その鮭なんですけど、川で生まれ海に下り、大人になったら産卵のため生まれた川に帰ってくるというライフサイクルを持っています。で、生まれてから帰ってくるまでの年月なんですけど、普通4年?4歳魚が一番たくさん川で捕獲されるらしいんですけど、実は幅があって、若いのは2年魚、年をとったのでは8年魚とかが獲れることもあるらしいです。つまり、大人になるまで2〜8年かかるというわけですね。


この差は何だろうとちょっとだけ思いましたが、直後に人間だって大人になるまでにずいぶん年齢差があるじゃないかと気付きました。僕なんかはずっと人間のクズを続けてきて、未だ大人かどうか疑わしい。クズの名を返上どころか挽回してる。挽回ってことは「どうだ、改まって考えると、やっぱりクズだろう!見たか!」ってことですからね、どんだけ愚昧なる出来事が。


まあ人間のことはいいや、いつまでたっても子どもの心を捨てないようにしなくちゃ(よくある、言い訳)。しかし鮭はどう思っているのか。鮭が川に戻ってくるというのは、つまり子を産んで、死ぬってことです。それをわずか2年でやってくるということは、相当な使命感に包まれた鮭ですよ。エロ本を買いに知り合いのいないような遠くの街に来た中学生並みの使命感を感じる。それに引き替え8年ものはニートっぽい感じがする。ハローワークに行くか、さもなくばこの家を出てけ!と親に言われて、しぶしぶ職安に来た28歳みたいな雰囲気がある。


そういえば僕も、去年の3月くらいだからもう1年以上前になりますが、ハローワークなる地獄の出先機関に赴いたこともありました。パ、パンデモニウム!?って呟いちゃったもん、つい勘違いしちゃったぜ、へへ…。あの頃は確か僕も28歳だったかな。おお、偶然にも遅れながらも川を遡る鮭のような精神年齢じゃないか、これは。そんな僕も今では立派なホッチャレですよ、へへ。


瞳孔が、白く濁ってます。