ぶっちゃけ879

さて、と。


そろそろ僕は本田に謝っといた方がいいですね。えーっと、北京オリンピックの時、本田をボロクソに書いたんでした。かなり辛辣な書き方をしたはず。冷静なときのセルジオ越後より厳しい。それ以来、穿った目で本田のことを見ていたわけですが。南アW杯と、今回のアジアカップと、間違いなく核として活躍しましたね、本田。や、マジでごめんなさい。


それにしてもアジアカップは熱かったですね。漫画みたいな展開で面白かった。俊輔がMVPだったとき、2004かな?そのときも川口のPKとか、燃える展開が多かったですが、今回も手に汗握る展開っていうか、燃え燃えな感じ。退場者が出たり、ビハインドな展開だったり、延長戦とかPK戦だったり、ハラハラする試合ばっかり。


その分、勝利の喜びもひとしおなんですけど、やっぱり決勝までの苦難があったからこそですよ。もしも簡単に事が進んだら「なんだ、こんなものか」って思っちゃうんです、人間って奴は、ったく。エゴだなあ。山のてっぺんで食べるオニギリは美味いんですよ、苦労して登ってきたから。


ということは、だ、大したことないことでも、途中で苦難を入れることによって達成したときの喜びが生まれてくるんじゃないか、な、って。そう考えると、切れにくい包丁なんてのも、料理が完成したときの喜びを増すためにあるのかもしれない。あと、僕みたいなのは完全にクズなので、一般的なことでも僕がやった場合は驚かれることがある。


就職活動をしただけで、そんなに喜んでくれるなんて、母さん…。