ぶっちゃけ843

さて、最近は杖をつかなくても普通に歩ける程度まで回復しました。


まだ走ったりしゃがんだりジャンプしたりはできないんですけど、歩くのは、まあ足を引きずっているので見た目は痛そうに見えますが、特に痛みもなく歩けます。足首が大きく曲がらなくて地面を蹴れないから引きずってるだけで、別に痛いわけじゃないです。


まあ踏ん張ると痛いので、重い物を運んだり、階段以上の段差は手を使わないと登れないんですけど、とにかく歩くのは平気です。で、出かけた時に現世を歩くじゃないですか。仮の姿で(本体はDSの中にいます)。その際ですね、信号のタイミングが難しいのですよ。


健常だった頃は歩行者信号が点滅しても小走りすれば良かったわけですよ。多少距離があっても、ダッシュすれば片側3車線の国道でも数秒ですよ。ところが、走れないので難しい。ちょっと離れてる地点で渡りたい道路が青になるとするじゃないですか。途中で点滅する、赤になる、でも速度を上げれない。何回か中央分離帯に取り残されましたからね。


最近は信号に対して臆病になりました。赤の内に横断歩道の前でスタンバイしてる時しか安心して渡れない。っていうか旭川の9丁目の道路、買い物公園歩行者天国の1本東の通り、短すぎ。青になった途端にスタートしても、ひょこひょこ足を引きずって歩いてると4分の3くらい渡った所で点滅する。ウェイ!ちょ、待ってよ!みたいになる。


あのー、いくら片足を引きずっている身とはいえ、まだ20代だし、腰は健康そのものなので、杖ついてる高齢者とかよりは早いよ、歩くの。でもギリギリなんだよ。これじゃ杖ついてる老人は渡り切れないじゃないか。欠陥だよ。


他にも手すりのない階段、腹立つ。右足首が十分に曲がらないので、構造的に登るのは平気だけど、降りる時は右足からしか降りれないんですわ。左足から降りると、上の段に取り残された右足が曲げられなくて前につんのめる。だから手すりがないと不安です。あと、ノンステップバス。あれは素晴らしい発明だということに気付きました。


どれも怪我する前は気にも留めてなかった話ですよ。歩行者信号が長いと運転中「うぜーなー」とか思ってましたし、階段の手すりなんてあってもなくても一緒でしたし、ノンステップバスの効果のほども穿ってました。入院して、初めて気付いた。入院しなかったら無神経なままだったと思うと恥ずかしいです。もっと視野を広く、物事を多角的に見る必要がありますね、うん。


そのほか、入院して良さに気付いたものを紹介しておこう。

あなたの知らない看護婦 (パラダイムノベルス 348)

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