ぶっちゃけ499

こんばんわ、世界の闇REDです。


そんな、見てはいけないものを凝縮した存在であるところのいわゆる僕が、昨日は大学に行ってきました。えっと、後輩たちの卒論の中間発表会があったらしくて、のこのこと。や、面白かったです。僕も行きたいなぁ、調査とか。沢登りをしたいです。


それはいいんですけど、その後輩たちの中で、温暖化についてやっている奴がいるんですけどね。で、とりあえず現状は?って事で、冒頭で京都議定書を紐解いていったんですけど。なんでも、97年に締結したもののはずなのに、二酸化炭素の排出量の基準が90年だそうで。つまり、1990年の排出量から、20XX年までに何%減らそうよ、っていう。


んで、何で90年なの?というと、これがヨーロッパの思惑でさ、実はヨーロッパの各国は、以前から、80年代から排出量を抑えていて、90年の数値から8%とか6%減らそう!って考えると、97年の時点で既に達成されてるんだってさ。偉いなぁ。まあ、そういうカラクリがあって、実は思ったよりもヌルい設定なんですって、京都議定書。そりゃそうだ、90年から97年の間に、既に騒がれていた話題なんだから、多少は減っているものだろう。ヨーロッパ並みとまではいかなくても、たとえば90年の数値から6%減を目標にしたら、京都議定書を決めた97年の時点では、目標達成まではいってなくとも2、3%くらいは少ないだろう、普通の先進国なら。


そう思って、日本のデータを見たら唖然ですよ。何故か90年から97年にかけて、10%以上増えてんの。馬鹿すぎる。と、いう事はですよ、97年に「CO2の排出量を90年の数値から6%減らす!」って言うという事はですね、『97年の数値からだと16%以上減らさなくちゃいけない!』という意味になるんですよ。頭が悪いにも限度がある。同様に環境問題に目を向けてこなかったアメリカは、早々に「こんなのできっこねー」みたいに離脱してます。日本は、言い出しっぺだから抜けれません。


でもね、日本という国は資源もないですから、工業製品を作る以外に生きていく道はないんですよ。仕方ないよね、ほかの国よりも二酸化炭素を出さざるを得ない、だってそれしかないんだから。例えば日本が工業を縮小したら、二酸化炭素を出す以上に世界が困るんじゃないかな?そうなったら、いよいよ本当に、アニメ産業を第一に世界経済を生き延びるしかないですね。


そうなったら、アニオタとか、萌え〜、とか……キモイ……って言うような人も、考えを改めざるを得ませんね。


『無機物に萌える』でも結構な高レベルのオタスキルですけど、『概念にさえ萌える』というのはかなりの高難度です。それをロケットで突き抜けると、気がついたら擬人化して描いていた……と、なります。催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいキモオタの片鱗です。