ぶっちゃけ470

こんばんわ、NOと言えないREDです。


言われるのは慣れてるんですけどね、それはいいや。あのー、昨日は飲み会だったんですよ、会社の。んで、つつがなく終わったあと「次、行く人ー!」みたいな流れになるじゃないですか。で、まあ、恥ずかしながらお酒大好きな僕はのこのこ付いて行くじゃないですか。まあ、特に用事がない時はできるだけ参加するように心掛けてます。


そしたらさ、先輩たちに付いて、てくてくと歩いた先は、なんか、その、えっちぃ店。あの、僕、そういうの困るんだけどなぁ……と思いながらも、「帰ります」って言いそびれて、っていうかよくわかってなくてさ、いつの間にか着いてるし、ここまできて帰るって言ったら確実に空気悪くなるしなぁ……と思いながら、爪を切ってくれと言われるままに従うのです。ギター弾くのに、困るなぁ、とか思いつつ。女の子に触っていいんだって、だから爪を切れって、手を消毒しろって。セクシーパブというタイプの店のようです。


写真を見せられても区別がつきません。「RED君、どの子が好み?」とか言われても、どうしようも、ない。普通に返す言葉が見当たらないんですよ。ヤバイ、今まで気付かなかったけど、こうして並べてどの子が可愛いかなぁ、って考えてみたら、区別がつかないの。三次元の女性が、みんな同じ顔に見える。間違い探し?外人になった気分だ……。まあ、僕の存在が間違っているという説もありますけど。アニメ絵だったら区別がつくのに。


先輩たちの影に隠れてようっと、って思っても個室に通される模様。こういう店って始めて来たから仕組みをわかってません。先輩からは「延長聞かれたら、お金ないから帰ります、って言うんだぞ」という、微々たるアドバイスをもらったのみ。あー、憂鬱だなぁ……。僕、ホントこういうの、風俗?みたいなの、生理的に嫌悪感があって、まあヘタレと言われればその通りなんですけど、見ず知らずの女性となんて、喋るだけでも苦痛なのに。でもみんなの気分を害するのもアレですから、「僕、初めてなんですよー、なんだか緊張しますね!」みたいなウキウキ発言。もう、色んな意味で、っていうかあらゆる意味でヘタレ。


で、あの、先輩に連れてこられたんですとか、よくある言い訳というか、まあ今回は事実なんですけど、ありがちな会話を少々して。上を脱がせます。っていうか、脱がさせられます。で、下に手、入れて、色々いじってたら、有り得ないくらい濡れてきたから気持ち悪くなってきて、あ、気分が、じゃなくて感触がね。だから下も脱がせて。って、やってたら、「僕はなんて事を……」という気分になって、少し絶望。や、相当絶望した。


相手はそれで金をもらってるんだから何とも思ってないでしょうけど、僕の方は悪い事をしている感じがするし、汚れてしまった気もするし。でも、ここでやめても、それはそれで失礼だろうし。射精行為は無しだから、さっさと終わらせるとかできないし、こうして時間いっぱいしてなきゃいけないのか……微塵も勃起しない事に相手以上に自分で驚くよ。世の中の男性って、こう、見ず知らずの人とでもできるんだ……僕、普通に気持ち悪くなってきたんですけど……こういうの、恋人以外とは無理だわ、今日、自分、再発見。この歳になって、これも一種の自分探し?等身大の自分。スイーツ。


と、まあ、うにゃむにゃとやって、時間です。生きている事そのものが罪みたいな僕の人生に、またひとつ罪悪感を抱いてしまったえっちぃ店の初体験記でした。もう、行きたくない……だって三次元だし、意味がわからんよ……あんまり帰りたかったものだから、だばだばになってた手、拭くの忘れてた。先に上がって待ってた先輩との会話↓


「どうだった、RED君、可愛かった?」
「好みのタイプでした、なんか、すっごいだばだば」
「wwwふやけてるしw落wちw着wけwRED君www」
「すいません、夢中でwwwまた連れてってください!」


帰宅して、萌えフィギュアたちに土下座して、泣きながら寝ました。