ぶっちゃけ391

こんばんわ、不法投棄されたREDです。


この地上という場所に投棄され、現在まで25年間、何も咎められずに生き長らえているクソ野郎=僕の事は放っておいて欲しいんですけど、放っておけないのがゴミの不法投棄だそうです。今、ニュースでやってた。


なんでも札幌は不法投棄天国だそうで、ちょいと郊外に出ると粗大ゴミの山、山、山。みたいな。っていう。うーん、北海道民として恥ずかしい限りです。特にテレビが多いんだってさ。はぁ……。でもさ、捨てた人を糾弾しても解決しないよね。じゃあどうしてゴミ捨て場じゃなくて、不法に捨てるんでしょうか?と、たまには突き詰めて考えなくっちゃあいけない。


あの、家電リサイクル法とかいうのが施行されたじゃなかいですか。そこから増えてるらしいんですけど、高すぎじゃないかな。あー僕、恥ずかしい事に今日まで知らなかったんですけど、まあ500円くらいが妥当な値段かなぁ、それっぽっちをケチってまで不法投棄という犯罪に手を染めるのか、と。無知にもそう思ってました。


ところがさ、さっきのニュース、テレビって捨てるのに3000円くらいかかるんですってね。びっくりした、度肝を抜かれた。そんなにかかるの?っていう。うーん、実際にリサイクルにどれくらいの費用が必要なのかは知りませんけど、それは暴利なような気がします。や、何の根拠もないけど、ただ感覚的に高い、と感じるよ3000円は。


だって捨てるだけだもん、財やサービスに金を払うような楽しみもないし、生活費に金を払うような「仕方がない……」っていう感情も起きにくい。捨てる、っていう行為には何の価値もないのに、どうして金を払わなくてはいけないのか、っていう、ね。


曲がりなりにも科学に携わってきた僕でさえリサイクルにどれくらいのエネルギーが必要なのかイマイチ理解してません。費用だって、経済学とか学んだ人でもよくわからないでしょう?いわんや一般人をや。リサイクルという行為に対する見識が低いんですよ、この国は。環境のためだとか、良い事をしようみたいな、良識に訴えるやり方では理不尽さが残るのもむべなるかな、的な。


これも情報公開不足なんですよ。その3000円という感覚的には暴利と思えるような値段設定に対する説明をちゃんとしないと、科学的にはこれくらいのエネルギーが必要だよ、それに基づいて工場や回収業などの運営費を試算するとテレビ1台につき3000円は妥当な金額なんだよ、っていう論理的な説明が足りてない。どうやら商品の原価で計算してるらしい、そうじゃないだろ、算出方法の出発点がそもそも間違ってるよ。


ちなみに環境省は「料金が適正金額ならば不法投棄は増えない」と言ってます。えーっと、比較的簡単な演繹をすると、適正な金額設定ではない、という事になりますよね……。まあ、だからって不法投棄していいという理屈にはならないんですけれども。


さて、長々と、普段の倍くらいかけて書きましたけれども、結論です。あのさ、上記の意見から考えるに解消する方法はふたつです。ひとつは適正な値段設定にする、もしくは現行の値段が適正価格である事の証明をする、です。そしてもうひとつが、ゴミを捨てる事に価値を見出す、です。ほら、よくあるじゃないですか、捨てられていた物を拾った心優しき少年と、そこに宿る想いから生まれた萌えキャラのハートフルストーリー。


あー、長々と書いておいてこれだもん。駄目だぁ、最近はさ、以前にも増してつまらない事しか書けてない。絶対に労働のせい。社会人になんてなりたくなかったよ……そう、何もかも大人が、全部この社会が悪いんだ!おお、迷える若者のような発言だ。


人生に、迷ってます。