ぶっちゃけ318

こんにちわ、馬鹿の代名詞REDです。


代名詞に使えるって事は『空手バカ一代』とかも『空手RED一代』とかになるのかな?と真剣に考え出すと、知能の低さを露呈するのでやめておきます。それはやめる事にして、掃除の続きです。


あの、僕の研究室は地質学でして、サンプルは岩石です。で、まあ保管する物もあるんですけれども、解析が終わったら破棄する物も多いんですよ。そして、石ころなんだからそこら辺に捨てればいいじゃん、別に自然物だから環境破壊にはならないでしょ?と思うんですけれども、その、大学から出るゴミって産業廃棄物扱いだから、捨てるのにも許可が要るんです。


石捨て場があるんですけどね、これが大学の敷地……じゃなかった、敷地だったら広すぎる。校地のはずれにあるんですよ、当たり前っちゃあ当たり前なんですけど。僕のいる研究棟から余りにも遠い。そして大量の岩石、見ているだけで気が滅入ってきます。存在が不愉快だとか、その辺りは僕とそっくりです。ははっ、こいつめ!


途方に暮れたので、手伝ってくれる人を募りました。これ、ひとりじゃ無理だよ……誰か岩石を捨てるの手伝ってくれませんか、って。


そうなんですよ、ひとりでできない事も、ふたりならできるんだよ。それは単純な2倍じゃなくて、相乗効果とでも言おうか、ずっとずっと力が湧いてくるのです。悲しい事も辛い事も、ふたりでなんでも乗り越えてきたもん!だから……プリキュアはふたりなの!という名言もありますしね。


そうさ、僕はひとりじゃない。君がいてくれるじゃないか。君は誰だい?わからないのか?ずっとここにいただろう?そっか……うん、僕たちは、力を合わせて岩石を捨てるんだよ。さあ、やろう。調査だって修士論文だって、ふたりでなんでも乗り越えてきたもん!だから……僕はふたりなの!ふたごパワーでぇ〜……ぎゅ☆ぽっ☆きゅっ☆


分裂症。