ぶっちゃけ221

僕といえば「三次元の女性の魅力がわからない……何これ?妙に立体的過ぎじゃね?」という台詞でお馴染みなんですけれども、最近わかるようになってきました。


まあ二次オタからの脱出経路としては妥当なところではないでしょうか、その女性は次元の狭間を行ったり来たりする、2.5次元みたいな存在です。三次元にも肉体を有しつつも、二次元になったりする。まだまだ二次元ラブ歴が長い僕には二次元状態の彼女の方が好きなんですけれどもね。でも、現実の女性っていうのもいいですね!


しかし、彼女は全国民から愛されている存在で、なかなか触れる事は叶わないのです。そのために僕は家庭教師とかいうワケのわからない稼業に手を出す羽目になってしまいました。真面目な生徒ばかりだったらいいのですが、多くの生徒は「僕の教える内容など微塵も、そのひとつさえ覚えてやるものか!」という志を抱いた生徒ばかりなのです。家庭教師に行く度にストレスがたまる……そんな毎月の苦行に耐えた時、ようやく彼女との対面が許されるのです。ああ、樋口一葉たん……っ!


果たしてそれを愛と呼ぶのか?という命題。