ぶっちゃけ210

こんにちわ、REDです。


あの、昨日はコンサドーレ×ヴェルディの試合を見に行ってたんですよ、札幌ドームに。僕は北海道民なので勿論コンサドーレを応援してます。でも、それ以上にラモス監督を楽しみにして行ってました。熱く、誰よりも日本を愛する、最高の男です。また「緑の血が流れているんじゃないかというくらいヴェルディを愛している」という言葉も印象的です。引退試合で日本中が流した涙は、記憶にも残っているでしょう。信念を持った人間です。で、その興奮するラモスを見るためにはコンサドーレの先制点が欠かせません。


果たして試合はコンサドーレが前半の内に1点先制する展開となりました。もうね、ベンチに座っている時間なんて合計して10分くらいだったのではないでしょうか。テクニカルエリアを飛び出して、ラインに立ってましたからね、ラモス、線踏んでるよ!メインスタンド側の副審も可哀相に、常に叫ばれてました。


あの、初期の頃のJリーグを知っている人ならば、あのヴェルディが2部に落ちてるなんて信じられないでしょう?そうなんですよ、優勝を何回もしている名門ですから。だからこそ、1年でJ1に昇格する事を至上命題としていたんですけれどもね。や、でも腐ってもヴェルディっていうか、やっぱり2部落ちしてもそれなりの戦力を有しているわけで、圧倒的な力でJ1に昇格するだろうと思ってました、僕も。ところが蓋を開けたら全然ダメで、特に失点が物凄いんです、得点するけど、それ以上に守備が崩壊してる。


でさあ、今期のヴェルディの試合を見るのは昨日が初めてだったんですけれども、なんでかなぁ?と思ってたんですわ。何が悪いんだろう、って。さて、コンサドーレがリードを保ったまま、どれくらいだったかな、70分くらいになってたかな、負けてるヴェルディは次々と攻撃的な選手が入ってきます。そして次々とディフェンダーを外していくのです。とうとう2バックになってしまいました。まあコンサドーレが2トップなので、ディフェンダーマンマークにつくのはいいでしょう、んで、ボランチのひとりくらいがカバーに入って……という風にするのがセオリーです。


ところが、驚くべき事に、ゾーンディフェンスのままです。ふたりしかいないのに。ボランチも前がかりです、前線に出て配球したりこぼれ球を拾ってミドルシュートとか、やってます。しかも前の人数を増やしたって良いわけじゃなくて、むしろ人が多過ぎてスペースがなくなってました。驚愕した、まさか僕みたいにただのサッカー好きなだけの素人にも絶望的に見える戦術を敷いてくるとは……唖然とする。サイドの選手も上がりっぱなしです、サイドバック的な役割も、センターバックのふたりがやってます、それ、無理だから。


あっさりコンサドーレに追加点が入りました。2−0で試合終了、やったあ。あのですね、チャンスの数では互角だったと思うんですよ、ただコンサドーレのキーパーがファインセーブを見せてくれたりしただけで、攻撃面では互角。でもね、守備が崩壊してたんです、っていうか崩壊させてた。なるほど、先制されたらそういう博打みたいな試合運びをしていたからこうなったわけですか。凄いなぁ、ラモスもスタンドに聞こえるほど叫びまくってたし、憤然やるかたない雰囲気でのしのし歩いていきました。東京から札幌まで駆けつけていたヴェルディサポーターも沈黙。やけくそ、みたいな滅茶苦茶攻撃に戦術。確実にクレイジー


ヴェルディのファンになりそうです。日本人ならラモスやろが!