ぶっちゃけ203

腐っても院生。


あの、僕は大学院生なので、まあロクに研究もしてないし、他の院生より基本能力が低いので留年寸前なんですけど、先生の提言でとある学会で発表しなくちゃいけなくなりました。わあ、人前でなんて話せないよ……僕が快活なのは脳内世界で二次元キャラと話す時だけなのに。でさあ、これが書いても書いても終わらないんですよ。なにこれ、無限?MUGEN−HONDA?頼むぜ、僕にもミラクルチューンを施してください。


えっと、以前にも書いたと思うんですけれども、僕は大学院で化石についてウニャムニャとやっているわけです。あと、時にはうやむやにする事もあります。あのさ、大学院ってさ、研究熱心で、純粋な学術的好奇心を満たす研究のために進学する人にはいいんですよ。でも僕みたいにモラトリアムの延長みたいな感じで無駄に在籍している馬鹿野郎にとってはわからない事だらけなんですわ。化石種が、現生でも生きている種なのか、絶滅種なのかって事もよくわかってません。どうしよう……。


と呟いたら、教官が印をつけてくれました。これとこれと……これが絶滅種で、残りが現生種だ、って。ラインマーカーが。あと、海洋気候ってどうなってるのかな?と思っていたら、「俺の論文にまとまってるから」って貸してくれたので、先生の論文を丸ごとパクらせてもらいました。や、引用です、引用だった。淘汰の悪い礫岩層があって、化石がほとんど産出しなくて、これ、どういう堆積場だったんだろう?外浜?デルタ?って首を傾げていたら、これはラグ堆積物だろうって見解を示してくれました。僕は、その意見を丸ごと採用しました。珪藻のサンプルを入手しましたが、僕は入手してきただけで、解析は研究所の専門家に丸ごと依頼しました。


あー、これ、僕の修士論文じゃないかもしれません。僕、何やったっけ?ブログの更新はよくやったと思うんですけれども、他には、その、ただ存在していただけかも。あ、でもっ、ただ存在していたって言っても空気みたいなもんじゃないからね、めっちゃ存在感あったよ。デスクには美少女フィギュアが飾ってあるし、他の追随を許さないほどにインターネットの世界を散策してたから。


腐ってる院生。