ぶっちゃけ182

こんにちわ、REDです。あー、なんだか一応ここって理学系の研究室なんで、劇薬とかあるんですよ。まあバイオ系とか化学系じゃないんであんまりないけど、それでも岩石をどうこうする薬品が。


それで、たまにその保管状況とかのチェックに偉い人が来たりするんですわ。今日、来るとか言われたんで急遽研究室の掃除です。っていうか、薬品庫、ここ1年、開けた事ないや。中に何入ってたっけ?まあ僕のやってる事はハンマー・クリノメーター・定規くらいがあれば十分な事なんで、薬品なんてまず使いませんからね。


っていうかこの薬品庫、どうやって開けるんだろう?鍵の存在を知らないし。うん?前に開けた時、どうやって開けたっけ?何で僕、鍵を持ってたんだろう……?え、ヤバくない?ヤバくなくなくない?ちょっと、ぶっちゃけマジヤバなんですけどー。っていうか超ウケる。


おい、テンパってる場合じゃないよ、あわあわ。どうしよう……あ、帰ってきてくれるようにちょっとだけ窓を開けておこうかな?や、でもまさか鍵が天使になるだなんて考えられないし……。素数を数えて落ち着くんだ。2……3……素数とは孤独な数字……僕に勇気を与えてくれる……5。7。11。13。


……8263。この数が何を表しているかというと、簡単に言うなら『現実逃避』かな?