ぶっちゃけ163

こんばんわ、見るからにキモイREDです。


まあ外見の話をすると切ない上にオチが一緒になってしまうという呪いをかけられているので別の話をしよう。僕の研究室は地質学をやってまして、卒論では地質調査とかをやったりします。んで、僕は院生なんで教官から下の学年の子たちの面倒もみるようにと命じられているので、今日は4年生の卒論の地質調査に同行していきました。


今の4年生はウチの研究室に配属された時から比較的適当な事で有名でしたので若干不安でしたが、どうやら調査にはそれなりに行っているようで安心しました。しかし、地層が露出している崖の事を露頭と言うんですけど、中学校でやりましたっけ?あー、その露頭を見っけたら色々やる事があるんですよ。色とかの外見だとかどんな岩石で構成されているだとか、地層の重なり方とか構造とか、それに地層の向きや角度といった数字のデータも必要ですし、研究室に帰って分析するためにサンプルも必要です。これが最低でも広げた手に乗っかるくらいはどうしても欲しい、それでも最低限の量で、出来れば25×25×25くらいの大きさが欲しいわけで、帰り道はリュックの中身が数十キロの岩石たちで一杯になるんですけど、やや絶望します。ネクロゴンドより大変です。ロンダルキア並。


それで、4年生たちはほとんどデータが取れていない事が判明。地層が広がっている方向と傾き具合を調べる事を『走行・傾斜を測る』と言うんですけど、どうやら上手く測れていない模様。おまけに岩石を見ても地層の種類が判然としない。岩石の様子などはフィールドノートに記録していないらしい。もしかして『崖を見て首をかしげて先に進もう!』の会なのかな?それとも、わざわざ熊に遭遇しやすい所へ行きたい人達なのでしょうか……おーい、卒論、書けるのかなぁ?


こういうのを何ていうか知ってます?人の振り見て我が振り直せってやつです(僕、修士論文、書けるのかなぁ?)。