ぶっちゃけ10

そういえば今日2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日らしいです。唖然とする。


誰が考えたのか知りませんけれども、最初は相当馬鹿にされたのではないかと思います。全く知らないんですけど、仮に数多の記念日を制定する『記念日制定委員会』なんてものが存在していたとします。そこの職員が「そうだ、2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日にしましょう!」ってそこの委員長かそんな人に提案したとします。多分、委員長が残念そうな表情をしただろう事は容易に想像できます。


同僚にも「や、お前……考え直せ……」なんて事を言われます。そいつのあだ名、その日から『もののけニャンタロー』。僕がそんなあだ名にされたら間違いなく発狂する。朝、登校してみたら椅子がなかったりする。そして悲しみのあまりダースベイダーになってしまう。花さか天使テンテンくんの主題歌をカラオケで熱唱してしまう。そして皆に虚脱感と「あーあ……」っていうため息を与えるのみの存在になる。


まあいいや、小栗かずまたから離れよう。猫の話に戻る。ウチでも小学生くらいの頃かなぁ、猫、飼ってたんですわ。死期を悟ったのか何なのか、ふらりと出て行ったきりもう10年以上帰ってきてないんですけど、猫って飼い主に見られないように死に際に去るって言いますよね?どこに行くんだろうなぁっていつも思います。だって車に轢かれたんじゃなくて、普通に老衰で死んだと思われる猫の死骸って見たことあります?僕はないです。


だからあれですよ、猫って絶対に見つからない所で死ぬんですよ。どうするのかな……路地裏とか森の中とかじゃないです、そんな所だと悪ガキに見つかります。川とかに流されても駄目です、死骸が漂着するかもしれませんから。地面に潜っても無駄です、蝿が集ったりするし。火の中に飛び込んでも骨とか残るし。そう考えたら誰にも悟られないで死ぬというのはかなり大変。腐敗臭とかどうしても隠せないし。あー、物理的に確認できない所に行くのか。北半球で死期を悟った猫は南十字星のどれかひとつに行って死ぬ。いや、ごめん、自分でも無茶苦茶な事を言ってる。


というようにあらゆるを推考して切り捨てていくと、最早考えられる事は「猫は最終的に気化する」という意見しかありません。斬新な発想。我々は科学の徒なので、様々な切り口で物事を検証する必要があるのです。猫は気化する。


や、お前……考え直せ……。