ぶっちゃけ1

さて、今日から糞みたいな文章を再び付けよう!などという間違った決意をしたREDという者です。皆様はじめまして、はじめましてじゃない人もいるかもしれませんけど、出会った頃のトキメキだけは忘れたくないよね。


ところで動く床ってありますよね?空港とかに、エスカレーターの平坦なバージョンみたいなの。僕、あれ乗れないんですよ。すっとろいじゃないですか、乗ってぼんやりとしていたら横の普通の床を歩く人にすいすい追い抜かれていく。もう耐え切れない。狂ってしまう。


だから普通の床を歩くんですけど、せっかく歩いているんだから動く床の連中より早く行かないと意味がないじゃないですか。だから超必死なの、沢山荷物持ってても負けるもんか。つまりスピード>楽さ、なんですよ、思考回路が。


そうしたら動く床を歩いている奴がいるじゃないですか、ふざけるなって、それはお前の実力じゃない。大体にして歩いている時点で、動く床に乗る事で得られる楽さを放棄しているんですよね、つまりスピード派なんです。でもそのスピードはお前のものじゃない、動く床のものだ。卑怯者め。なのに俺は急いでるんだ風な顔をしてすいすい進んで、前列を取って、何それ?勝ち誇っているつもり?んで動く床を歩く人に負けたくないから更に歩速を早める。ちょっと汗もかく。


あ、僕これと似たような感情知ってる。うち、貧乏だったんで塾とか行けなかったんですよ。友達も行ってるし、みたいな話をしたら「お前は塾に行かないと勉強できないのか?」って親父から説教ですよ。で、僕はそれが悔しくて、絶対に塾に行ってる奴には負けるもんかって凄まじくテスト勉強した記憶ある。中間テストとか、自分の為とか成績の為とか、ましてや受験や将来の為じゃなくて、ただ塾に行くような金持ちに負けるのが嫌だった。


で、動く床に乗りつつも楽して早く進もうとする奴に負けるのは嫌だから早く歩く。っていうか連中より早くって事はほとんど小走りなわけで、まあ注意されるわけですよね。


「お客様……館内は走らないで下さい」
「あ、えっと、話せば長いのですけれども……」


とりあえず、ワークとかも買ってもらえなかったから、学校のプリントを直接書き込まないでノートに解いていた事とかも話そうかな?許されるかな?