ぶっちゃけ544

こんばんわ、好きな叫び声は「ひぎぃっ!?」でお馴染みのREDです。


いくら漫画で読むのは好きだからといって、自分で叫んでいたらどうしようもないんですけどね。そんな地獄の日常を何故か謳歌せざるを得ない僕ですが、昨日は久しぶりに友人たちと邂逅。遠くの町で就職した友人宅に行こう、なんて話になりました。彼も交えて新年会でもするか、みたいな。


道中は色々ありました、猫を轢きそうになったり。もしかして今の、避け切れなかったんじゃあ……とビビって引き返してみたら、めっちゃ元気に走り去っていく猫がいて安堵したんですが。まあ、とにかく久し振りに大学時代のような、ノリだけで行動するような馬鹿野郎どもに終始していたんですけどね。誰も、悲劇に気付いていませんでした。


出発してから2時間、着きました、友人の所へ。どうやら車がない。っていうか、いない。車内会議ですよ「誰か、連絡してた?」「ううん、いきなり押しかけたら面白くね?」「っていうか、ここまで来る途中で、いないかもしれないという可能性に誰ひとりとして気付かなかった事に驚愕だ」っていう。え?嘘だろ?僕たちってば何しにここまで来たの?


仕方がないのでその町の温泉に入ってみたり。「そろそろ帰ってきてるんじゃね?」って引き返したり、もしかして海でも見に行ってるのかな?って港まで行って、いやいやいや、きっとコンビニに買い物に行ってるんだよ!とか、色々な可能性にすがりながら町内を巡って……俺たちは馬鹿野郎、あきらめの悪い男たちだ!とか、その、み、認めたくなかったんです……それを認めると、何かが崩壊していくような気がして……。彼の部屋のドアノブに、お土産を掛けて置いてきたんですけど。


帰りの車中では、それは、もう、強がりを言ったり。なんか、現実が受け入れられなくて、『そして、あの事故から○○年の時が過ぎた……』ごっこをしちゃったりして。
「っていうか俺たち、温泉に入りに行ったんだよな!」
「海も見たかったし、目的は十分に達成された!」
「そうだよな、これで……あいつの事、忘れられそうだな……」
「……そっか、あいつは、もう……」
「言うなよ……」
「さあ、シケた話はお終いだ!」
「ああ、あいつに笑われちまうぜ!(とぅるるるる♪)はい、もしもし?」


「あー、ごめん、着信に気付かなかったわ。どうしたの、何かあったの?今日さぁ、そっちに買い物に行ってたんだよねー。これさ、お菓子とビール?ドアに掛けてあったんだけど、もしかしてお前ら、来たの?」って、おーい、僕らの美しい思い出だったはずが、一転して『ただ無駄にドライブした、ある日』に……魔法以上にユカイだぜ?


まあ、一転も何も、最初からただの現実逃避ですが、カンタンなんだよこ・ん・な・の。